【エッセイ】ショウウィンドウマジック☆
こんにちは
福元こころです。
昨日、たまたまショウウィンドウの話が出たので、
今日はフランスのショウウィンドウに関するエッセイをお届けします。
私は、フランス留学3年間で、3つの地方都市に住みました。
引っ越して、まず最初にするのは、
学校までの通学路の確認と、付近のパン屋さんを確認する事。
フランスの主食はパンなので、パン屋さんは大小関係なく、あちこちにあります。
通学路にあるパン屋さんは、お昼調達が出来るかどうか。
お店の開いている時間を調べたり、雰囲気を調べたりしていました。
基本的に、土日はお店がお休みなのがフランスですが、
パン屋さんは交代制で開いています。
(夏のバカンスも、全部のお店が閉まっていないよう、時期をずらしてるそう)
まずは、一番気になったパン屋さんから、主食のバゲットを買ってみる。
美味しかったらすかさずリピしますが、土日に閉まっている事を考慮し、
別のパン屋さんも探しておく。
そして、パン・オ・ショコラ、クロワッサンなども味見して、
それぞれでお気に入りのパン屋さんを見つけておくのです。
バゲットが美味しいからと言って、クロワッサンが美味しいとも限らないのです。
いわば、パンの食べ歩き(笑)
パン好きの私には、もってこいのフランス。
そして、パンを売っているお店、パン屋さん(boulabgerie)には、ケーキ類も売っています。
あれ?ケーキなら、pâtisserieじゃないの?
そう思う方もいらっしゃるかと思いますが、ブランジェリーでもケーキを売っているお店はあります。
ただし、日本に進出している某有名パティシエさん達のような、豪華なケーキではなく、ごく一般的なケーキです。
つまり、どのお店に行っても、姿形にさほど違いのない、『定番』とも呼べるようなケーキなのです。
(フランスでミルフィーユというと、この柄です。日本とはイメージが違いますよね)
勿論、お値段も庶民的なので、バゲットを買いに行くと、ついついケーキまで買ってしまうんですよね(汗)
しかも、一人なのに、1つじゃ申し訳ないという日本人魂で、
2つ買ってしまうのです!
で、ここで不思議な現象が起こります。
パン屋さんのショウウィンドウ越しに見たケーキは、2つでも食べられそうな大きさに見えるのですが・・・
いざ、帰宅して箱を開けてみると・・・
デ・・・デカイ!!!
別のパン屋さんでも、小さめのを2つ買ってみました。
帰宅して箱を開けると・・・やっぱりデカイ!!!
ショウウィンドウ越しでは、日本となんら変わりない大きさに見えるんです。
でも、実際に手に取ると、1.5倍大きい〜
コレ感じていたの、私だけじゃなかったんです。
今でも不思議なんですが、フランスのショウウィンドウにはマジックがある。
そう信じています(笑)
(大きさ対比が分かりにくいと思いますが・・・)
(こちらは、ちょっと有名なパティスリーのケーキ。お土産に頂きました)
ちなみに、日本に帰国してケーキを買い、帰宅してから箱開けてみたら・・・
うん。見たままの大きさ(笑)
フランスに行かれた際は、ぜひ、このショウウィンドウマジックを体験してみて下さい!
あ、プラスチック製のフォークなどを持参する事をお薦めします。
(機内でもらえますが)
そうすれば、滞在先のホテルの部屋でも、ケーキを食べる事が出来ますよ。
ちなみに、ケーキは、パン屋さん、ケーキ屋さんの他に、
viennoiserie(ヴィエノワズリー)と言われるお店でも売っています。
viennoiserieとは、菓子パンの意味ですが、主にウィーン風のパンの事を言います。
サロン・ド・テでも、パン・オ・ショコラやクロワッサンを売っているお店もありました。
そんなフランスのパンについての、素敵なフォトエッセイがあります。
こちらもぜひ、参考に。
では、また。
こころ